秋の夜風と金木犀

秋の夜風と金木犀

長き夏の熱気が過ぎ、秋の感慨もなく冬が近づきつつある。

千葉県の地震に続き、今度は日本中に台風の爪痕を残した。家屋の復旧も災害ごみの片付けも終わらぬまま季節が進んでいく。自分も3.11の時に東奔西走しつつ生活していたのを覚えている。当たり前の話なのかもしれないが人間にやはり自然は御しきれないのだろう。我々がすべきことは正しく環境を認識し、柔軟に対応しうる気概を持ち、考えられる範囲の中で準備を怠らないこと。

人生は何かを学ぶために生きていると思っている。それは知識に飽き足らず、人に対しての慈愛も含めて包括的な学びだと思う。多くの悲しみを生んだ一連の災害。我々は今一度己の周りの環境に感謝しつつ、今一度自分自身や他者を見つめなおす機会を与えられているのかもしれない。

それにしても金木犀の香りは素敵だ。

親切さを悪意を持って取られることもあると、日本社会の複雑さを表しているともいえる。

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