【Fate】原点の終局

【Fate】原点の終局

先日コロナで延期されていたFateの映画最終章を見てきた。自分の型月との出会いはFate PC版が発売される直前に月姫に出会い、Type-Moonが商業化する直前だったのでかなり昔のことだ。当時親父のPCを借り、深夜こっそりプレイしていたことが懐かしい。ギルガメッシュの登場にドキドキし、UBWにかっこよさを覚え、Heaven`s Feelの雨のシーンではBGMも相まってすごく胸に残った。奈須きのこさんの文章力と世界構成力、武内社長の画力、すべてがかみ合った名作だった。それから幾月が流れ、FGOをはじめとして商業的にも成功され、スタッフも拡充し、世間的な認知度も上がった。昔自分がプレイした感動を再体験できるのはいささか不思議な気持ちだった。制作に関わったすべての方に感謝を述べたい。

以下ネタバレを含む感想である。

3部作始まりのシーンはシンジが桜に殺されたシーンからである。ゾウケンにシロウは影の正体を告げられると共に嘲られる。そこに桜の命を受けたライダーが登場し、救出しながら自宅に帰る。そこにはイリヤを狙った闇落ちした桜がいた。リン、ライダーは桜を止めようとするも圧倒的な実力を見せられ、イリヤは連れ去られる。場面は変わり神父の独白が始まり神父は表舞台にでることを決意する。シロウと共に神父はイリヤのいる城に向かい、シロウはヘラクレスオルタ、神父はゾウケンとアサシンと戦う。シロウはアーチャーの腕を使い勝利し、神父は詠唱によってゾウケンを構成する蟲をほぼすべて消滅させる。が、その後桜によって偽りの心臓をつぶされる。

シロウはアーチャーの腕を使用したことによる後遺症に苦しみながらも、リンの要請によってイリヤの力を借りて宝石剣ゼルルッチを複製完了させ、桜とセイバーの待つ龍洞寺地下に向かう。桜の指示で一足先に桜と対峙したリンは桜と対峙し、宝石剣の力を存分に見せつけ桜にとどめを刺そうとするが、姉妹としての情が勝り桜に刺されてしまう。一方シロウはライダーと共闘し、セイバーオルタにとどめを刺し、勝利する。シロウは倒れているリンを見つけ息をしていることを確認する。桜を闇から解放するためキャスターの宝具を複製し、アンリマユとのパスが切れる。アンリマユを倒すため向かう先には満身創痍の神父が立ちはだかる。神父の告白と共に己のあり方をぶつけ合う拳の戦いの後、時間切れという形でシロウが勝利する。アンリマユを倒すことは己の消滅を意味することがわかっており立ちすくむ。そこへ礼装に身を包んだ少女が現れ、姉としての役目を果たし、どんな形になっても生きたいというシロウを守るように魔法が展開される。場面は変わり、姉妹は姉妹らしく共に行動する。あるときロンドンらしき魔術ショップで見つけた人形にシロウの魂は入れられ、シロウは人としての形を得る。高校の同級生が集う桜の前、戸惑う桜の横にシロウは立つ。共に並んで桜を見るのであった。。

というのが記憶を元に再現した今回の映画の中身だった。3章の中でも特に後半がボリュームが多いパートでもあるので、後半がやや駆け足だったこと、最後のシーンにもう少し桜に笑ってもらいたかったなどと思うところはなくはないが、素晴らしい作品だった。原作を知っていたのでTrueエンドで来るな、と思っていたのだが、ややラストの導入部分がノーマルエンドに寄せてきたので制作陣も味なことをするなぁと思った。PC版のTrueエンドの方がもう少しわかりやすいハッピーエンドなのだが、罪の意識を持ちながら生きていくという意味で言えばこっちの方が心情を表しているともいえる。もしかしたらDVD特典でノーマルエンド以外にもう一つハッピーエンド入れてくれないかなぁと欲張りなことを言ってみたり。自分の大好きジョージ神父もアサシン顔負けの脚力を見せてくれたり、化け物じみた戦闘力を見せてくれたり個人的にも大満足だった。ただ戦闘シーンのBGMはエミヤでもっと盛り上げても良かった気がする。これよりも強い月姫のシエル先輩って、、最強やな!!(月姫リメイク待ってます!)あと原作だともっと我を失っていると思われていたセイバーオルタが意外に自我を保って桜を守ろうとしていたのが意外だった。これは奈須さんの補足入っていた気がする。セイバーオルタにとどめを刺すシーンで躊躇してバッドエンドになった経験のあるモノとしては、とどめを刺すことに躊躇がなくて若干違和感があったが、尺の都合と桜を愛するということを強調するには良かったのかもしれない。イリヤは幻のイリヤルートを昇華するかのごとく、ヒロインしていた気がする。トウコさんとか神父の嫁とか旧魔術師の素顔とかFGOで出てきたり、新しく補足された情報があったり。特に今回の名脇役は神父さんとライダーかな?

やはりこれらの喪失感を埋めるには残りわずかとなったタイプムーン展と年末のFGOの映画とプリズマイリヤしかないか!!もう見た人も、まだ見ていない人もおすすめの映画である。感染対策をしっかりとして、劇場で楽しんできてください。

僕はルールブレイカー前後で涙腺緩んで涙がでました(恥。やっぱりまっすぐな愛って心に響くよねぇ。在り方と罪を認めてあげる優しさと厳しさこそが桜を貫いた本当のルールブレイカーだったのかもしれない。

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