【CNN EE】2021 10月号

【CNN EE】2021 10月号

秋深まる今日この頃。暑くなったり、寒くなったりなかなか忙しい季節である。気候変動によって秋や春といった日本古来の四季は消えつつあるのかもしれない、と考えるともの悲しいモノでもある。今月は早めに取り組むことができたのでいつも通り振り返っていこう。

ま、まさか、ミーミチンが!

今月号はボリュームが多かった割に興味を惹かれるモノが少なかった印象だ。自分が興味を持った項目としては、ユネスコvs豪政府、ジョンソン首相の結婚ネタ、mRNAワクチン、ジェフ・ベゾスさんのネタだろうか。

ユネスコvs豪政府に関しては豪(オーストラリア)の観光資源の一つグレートバリアリーフを「危機にさらされている」世界遺産リストに追加しろ、というユネスコからの勧告に対して豪政府が怒っているらしい。豪政府としてはウミガメの産卵地として知られているグレートバリアリーフは年間48億ドルの経済効果を生み出しているほか、約6万4000人の雇用を支えている重要な観光資源であるからだ。この観光資源(珊瑚礁)の保護に対して何十億ドルも投じてきているという。しかしユネスコの調査によると1995年に比べ珊瑚が半分まで減少してきているそうだ。気候変動による海水温の上昇が主な原因と考えられており、今後さらなる悪化が予想されている。

調べたらニュースで特集されてました。

ジョンソン英国首相の結婚のニュースはずいぶん前に聞いた記憶があったが、つい先日ウェストミンスター大聖堂で親族間で結婚式を挙げられたそうだ。めでたい。実は在任期間内に結婚式を挙げた例は1822年以来実に200年ぶりだそうだ。コロナの初動では集団免疫説を唱えやや迷走していた印象だが、その後の舵取りを見ていると有能な首相だと思う。個人的には政治的パフォーマンスなのかもしれないが、香港やアフガニスタンの難民に対して人道支援をしたり、原発関連の風評被害を受けている福島県産の農作物をおいしいと言っていただいたり、先日のオリンピックでの野球オーストラリア代表の方々と併せて感謝している。是非素敵な奥様と幸せな家庭を築かれ、英国を牽引していって欲しい。

憎めないキャラでイギリス人っぽい。コメント欄にあった、『イギリス人がこの人がコロナになった時「はやく良くなるように祈ってるよ、帰ってきたらまたボコボコにしてやる」って言ってて最高だった』は笑ったw

mRNAワクチンの機序として、mRNAワクチンが体内に入ると、コロナワクチンに特異的なスパイクタンパク質を作り出し、それにより免疫系が刺激され、スパイクタンパク質に対する抗体を作ることで体内でワクチンを製造することを可能にする、といったモノだ。従来型のインフルエンザのワクチンに対してもmRNAワクチンが注目されており、開発期間を一ヶ月ほどに短縮できるそうだ。他に利用例としてはがん細胞に対して免疫系を訓練させることで、迅速かつ特異的に治療を行うことができる。この分野だと分子標的薬系が抜きん出ている印象だったが、何かと話題の本庶先生が発見した免疫チェックポイント阻害因子を利用したオプシーボが有名だろう。オプシーボは癌細胞がT細胞に対してPD-L1に結合して癌細胞を攻撃するのを防ぐのを、PD-1抗体という抗体が先に結合することにより免疫系を保って癌細胞を攻撃する治療法である。癌細胞の治療と言えば、手術、放射線療法、化学療法が3本柱とされてきたが、最近のトレンドとして免疫系を強化して直接やっつける方向がトレンドのようだ。ワクチン製薬の高速化、治療薬の多様化という意味で非常に興味深い分野であると改めて感じさせられた。

本庶先生の言わんとしていることも分かるけど、ビジネスで誰もリスク取らなくなるぞ、ということを考えるとどちらにも理がある気がする

ジェフ・ベゾスさんの話題としてはブルー・オリジンによる有人飛行だろう。ライト兄弟を引き合いに出して進歩無き人類はダメよ、と語っている。本国のニュースを見ると宇宙から帰ってこなくても良いよ、ある議員からは宇宙に関して金をかけるより現実的な問題を解決するために金をかけるべきだ、という声もあるそうだ。個人的な意見としてはどちらにも理があるしなんとも言えない。自分もことあるごとに読み返しているが、ギネスにも認定された大金持ち、ポール・ゲティさんが書いた「大富豪になる方法」の金と価値の項目にこんなモノがある。『経済的な成功を手に入れ、億万長者とみなされてるようになった途端、人は注目の的になり、富が増えるにつれて状況は悪化する。飯を食べようが、若い女性とダンスを踊るたびゴシップ記事に掲載される。成功と富に対する賞賛と尊敬を手に入れる一方で、無視できないほど多くの人がまさにその成功と富を妬み、成功者を憎むのだ。成功者が何かを言ったりやったりするたびに、賞賛されるのと少なくとも同じ数だけ批判されることになる。ある意味億万長者に勝ち目はない。好きなだけ消費すれば、贅沢だ、自慢が鼻につく、と言って批判される。静かに質素な生活を送れば、さっきまで浪費を批判していた人々がケチだと文句を言ってくる。財産を最も賢く使う方法は、より多くの人々のために安価で優れた製品やサービスをより多く作り出す企業に投資すること、そして世界経済の進歩と向上に貢献すること。全ての人々の生活をより良くする事業を生み出し、運営することでなければいけない。それこそが富の正当な使い方である。成功した者の富とは、そのように使われてこそ倫理的であると言える。』(ポール・ゲティ『大富豪になる方法』より要約・引用)二人ともニュースや本でしか情報を得ることはできないので、正確な人物像は分からないが、自分自身も他人から批判を受けやすいタイプの人間であるので言いたいことはよく分かる。改めて正しさとは己の中にしかなく、結局のところ自分が信じた道を妄執して生きていくことこそが人生なのだと感じさせられた。

昔書いたスペースXとブルーオリジンの記事。

いかがだっただろうか。興味を持たれた項目があればぜひお手にとってお読みください!

P.S 月姫ネタバレ解禁となったが、逡巡の上月姫のネタは深く擦らないことにした。自分がメインストーリーで力尽きたこともあるが、ぜひ物語は直接触れて感じて欲しいからだ。天真爛漫なアルクもいいけど、知的で優しいノエル先輩も捨てがたい。まったく魅力的すぎるぜ!!

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