【CNN EE】2020 11月号 米国大統領選の山場

【CNN EE】2020 11月号 米国大統領選の山場

前回CNN EEの記事を書いていたらCNN EEの公式アカウント(@asahipress_ee)にてRT及びいいねをいただいた。ありがとうございます。

さて今月の11月号の話に移ろう。まず一つ読んでいて感じたこと、それは編集構成に対してである。大統領選の話題に対して8割以上が民主党側の記事というのは読者に対して公平性を欠いているのではないだろうか?5-5とは行かなくてもせめて公平性を示すなら6-4ぐらいに抑えるべきではなかっただろうか?CNN側の方針なのか、編集して載せるべき記事があまりなく偏りが出てしまったのかはわからないが、読んでいて少し気になった。

今回の記事で気になったのはタルサ暴動に対してだろう。自分も記事を読むまで知らなかったが、アフリカ系アメリカ人のビジネス地区として繁栄した裕福な町にタルサという地区があったらしい。1921年エレベーター操縦士の白人女性が19歳のアフリカ系アメリカ人男性に暴行を加えられた事件を発端に白人暴徒が町に大挙し、黒人居住区が破壊され、300人のアフリカ系アメリカ人が犠牲となった。最近のBLMの場合発端となった警官とのやりとりはどちら側が正しかったのかわからないところも多いが、その後の暴動などはもはや当人間の感情を超えて憂さ晴らしをしているようにしか思えないところもある。このタルサ暴動も暴行を理由に、人種差別に基づいた妬みが発端であると記事中にあるのは同意できることである。

自分の好きな社会心理学研究者にスタンフォード大のジンバルドー名誉教授がいるが、ジンバルドー教授が提唱したルシファーエフェクトはこれを如実に表している。ルシファーエフェクトは人の自制心など脆く、環境的もしくは何らかの理由や刺激を与えてやれば人はいかようにも凶暴性を発揮するモノである、という説である。この説の根拠となっているスタンフォード監獄実験などに対して疑念的な観点や説に対して不十分な点を指摘する研究者もいるが人は社会的な動物であると同時に外圧がないと自制するのが難しいのが本当のところなのだろう。

ユネスコ憲章にあるように「戦争は人の心の中に生まれるモノであるから、人の心の中に平和の砦を気づかなければならない」のだろう。昔自分も人種や国境、宗教、そして性差を超える思想を編み出そうとしたが、できなかった。つまるところそれはアイデンティや個性の否定となるからである。人は弱く、脆いモノだからこそ己の領分で社会的価値を示し、助け合おうとする姿勢を示すことがヒトとしての最適解なのだろうと悟った。それを助けるのが、合理的な思考、行動力、そしてほんの少しの優しさなのだろうと思う。

コロナからカムバックしたトランプ大統領率いる共和党と息子のスキャンダルで揺れるバイデン候補率いる民主党。どちらかが勝つことが日本の国益になるのかわからないが、部外者としては集めた情報を元に私見をさらすだけである。

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