【CNN】Free for All

【CNN】Free for All

最近英語学習の一環としてCNN English Expressを読んでいる。その中で気になったトピックスがあったのでシェアしたい。

ドイツやフランス、ベルギーなどに隣接する西欧の小国ルクセンブルクにて全国の公共交通の完全無料化が始まった。一部導入している国はあったが、完全無料化は初めてだそうだ。ルクセンブルクは人口約60万人の小国で、面積は神奈川県程度。国民一人当たりのGDPは世界一位を誇る裕福な国だ。生活費が高いため、多くの人が近隣諸国から国境を越えて通勤しており、深刻な交通渋滞が発生している。そこでルクセンブルク政府は2020年2月29日より国内の電車やバスなど全ての公共交通機関の無料化に踏み切った。同国の公共交通機関の運営には年間5億6200万ドルかかっているそうだが、乗車券の売り上げは4600万ドル程度と元より赤字状態だった。無料化に伴う費用は政府が負担し、一世帯当たり年間100ユーロ程度の節約になると推計されている。

ルクセンブルクで最もよく使われる移動手段は自家用車で通勤手段の47%,レジャーでの移動の71%を占めている。今回の無料化措置で車への依存が軽減され、渋滞の緩和と環境問題の改善につながると期待されている。

ただ日本においては、コロナウィルスの影響によってシェアリングエコノミーの浸透が一部停滞した気がする。自家用車を保有することよりも公共交通機関を利用した方が経済的には優位性があったのだが、自家用車という他人と接触する機会を減らすという公衆衛生的なメリットが生まれたためどちらつかず、というかマイカー需要が見直された気がする。日本においても公共交通機関は都市部においては発達しているので、地方の実需を除けば趣味や趣向の意味合いが強かった気がする。自動車産業的にもこれからの動向はより注目されていく気がする。

今日の英語

“If free public transport succeeds in resucing pollution and the number of cars on the road, the goverment hopes it will set a gold standard for other countries to follow suit.(もし公共交通機関の無料化で、環境汚染と自動車交通量の低減に成功すれば、ルクセンブルク政府はこのやり方が後に続く他の国々にとって一つの模範となるだろうと期待しています。)”

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