【雑記】ピックアップトラックっていいよね

【雑記】ピックアップトラックっていいよね

とある日ツイッターを眺めていると、友人T氏が車の乗り換えをつぶやいていた。どうやらマツダのロードスターからトヨタのハイラックスに乗り換えるらしい。無趣味に近い自分に対し、友人T氏は釣り、バイク、車、お酒と趣味の幅も広いタイプだ。人生楽しんでるなぁと横目で見ながらふとハイラックスのことを考えた。

ハイラックスとはトヨタが国内で販売しているピックアップトラックの一つである。新車で販売されているものとしては唯一のものである。後部座席に荷台があるものとしては農家の方が使っている軽トラはよく目にするが、意外とピックアップトラックは国内で目にする機会が少ないようにも感じる。そこで今回は自分の興味関心も合わせてピックアップトラックの歴史を調べてみることにした。

エクステリアかっこいいよねぇ。

もともとピックアップトラックのは1913年にガリヨン・グッドウィン・トラックボディ社がフォード・モデルTをカスタマイズして後部にトレイを載せたものが発祥とされている。これが農場等で好評だったため、ダッジ、フォード、シボレー等が参入した。だんだんデザインも洗練され、本来の用途であった貨物用途車という立ち位置からファッション的な位置になっていく。これに追い風をかけたのが州による貨物用途車に対する減税や無税という税制度だったようで、若者を中心に人気を博した。アメリカのマッスル文化、開拓時代へのノスタルジー、広大で走りやすい道路事情などが合わさり、フルサイズピックアップトラックを所有することがステータスとなっていったそうだ。(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公マーティーが憧れる車として描かれたことも)

フォードモデルTはこんな感じ。

アメリカでの使い方は主にパーソナルカーとして普段は空荷で走らせることが多く、引越しやレジャーなどにだけ荷物を載せ、あるいは後ろにトレーラーを繋げて走らせたりするそうだ。商用よりはむしろ通勤・通学用、レジャー用、家庭用として使用されることが圧倒的に多い。(販売されたピックアップトラックのうち商用としては約19 %しか使用されていないのに対し、約77 %が個人用として使われているという結果だったそうだ)

日本でのハイラックス購入層は60%が20代 – 30代の若年層で、レジャーでの実用性やファッション性が高く評価されているそう。(友人T氏もこの層に該当している。)家族持ちになるとアルファードというほぼ最適解に近い選択肢があるので、独身、アウトドア好き、おしゃれでモテる層が乗っている感じがする。

逆に本来的な使い方をしているのが、発展途上国や独立武装勢力における戦場において人員や武装の輸送に使用されているらしい。荷台に重機関銃や対戦車火器(無反動砲や対戦車ミサイル)、長距離ロケット砲や対空砲を搭載して車上射撃を可能にしたテクニカルと呼ばれる車両が広く使われており、紛争の趨勢を決める存在にすらなっているそうだ。1987年のチャドで行われた内戦では両陣営でトヨタ自動車のピックアップが多用されていたため、「トヨタ戦争」(Toyota War)との別名があるとのこと。たしかに紛争地帯での戦争の写真見るとトヨタの比率半端ない気がする。壊れにくいしなぁ。

コメント欄によるとBecause Toyota’s are built to last.(トヨタは長持ちするように作られているからです。)とのこと。
ピックアップトラックではないが、1:58の「ですがトヨタなので壊れはしないでしょう。」という自動車評論家からの厚い信頼。

モータースポーツの分野では、アメリカ、オーストラリア、タイで主にサーキットレースの大会が開かれているそうだ。ほかにもダカール・ラリーやアジアクロスカントリーラリーなどのオフロードレースやラリーレイドにて、クロスオーバーSUVと並んで多くのピックアップトラックが参戦しているとのこと。SUVよりもピックアップトラックの方がかっこいいと感じてしまうのは自分もノスタルジーに浸っているだけなのだろうか?

こんな感じでピックアップトラックの歴史と現状をまとめてみた。スポーツカーの代名詞ともいえるポルシェやフェラーリもそうだが、実用性から離れたクーペやスポーツカーと同様本来の用途から外れたピックアップトラックにかっこよさを感じるのも乙なものである。

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