【投資】花王、肌評価AIを開発

【投資】花王、肌評価AIを開発

21/1/26に花王(4452)は同社のメイクアップ研究所がAI(人工知能)技術の一つである深層学習(ディープラーニング)を用いて、肌の見た目の印象を客観的・定量的に評価し、さらに画像化する「肌評価AI」を開発したと発表した。

ディープラーニングに使用する情報として顔画像から小領域を切り出した肌パッチを用いることで、今まで目視で評価していた肌印象をより正確に判断できるらしい。キメ、毛穴、シワ、化粧料の分布など肌評価において重要な要素を見極めるために、独自に有効な特徴を見つけ出すというディープラーニングの特徴が最大限発揮される手法であるという。今後もAIの改良を進めると共に評価項目の範囲を広げること、肌実態調査、化粧品の商品評価につなげ化粧品開発につなげるとしている。

最近化粧品関連の話題として大きな反響を生んだのがやはり資生堂のTUBAKIなどの日用品事業をCVCキャピタルに売却したことだろう。資生堂は低価格帯(1000円以下)の商品を手放し高価格帯のブランドやデジタル販売にシフトするとしている。背景にはやはりコロナである。コロナ環境下において外出機会の減少とマスク着用機会が増えたため化粧品の使用量が格段に落ちているそうだ。ドラッグストアでも化粧品が売れなくて困っているらしい。(自分は逆にアンチエイジングと乾燥防止のため男性用化粧水を使用し始めた。)

コロナ環境下の化粧品市場に対する逆風に対応するにはやはり高品質・高価格帯の商品の絞り込みとオーダーメイド型の商品提案だろう。雑誌等で男性用化粧品の紹介も目立つようになってきてはいるものの、女性用の市場に比べてまだまだ小さい市場だと思われる。既存の女性用化粧品市場の開墾のきっかけの一つとして今回発表されたディープラーニングは大きな可能性を秘めていると言えるだろう。こうしたニュースを目にするとますますAIの時代が加速しているなぁと実感する。

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