【投資】炎症可視化マウス誕生

【投資】炎症可視化マウス誕生

21/2/16、トランスジェニック(2342)が熊本大学と群馬大学の協力の下「炎症可視化マウス作成とその応用」に関して中国特許庁から特許査定を受けたと発表した。

今回査定を受けた特許は、自己免疫疾患、癌、動脈硬化、肥満、アルツハイマー病、老化などの疾患に関連することが明らかになっている炎症マーカーとして注目されている1L-1βの産生を可視化し、生体レベルでの炎症反応を捉えることを可能にする。これにより炎症反応の機序解明や治療法開発研究に貢献することが期待されている。

現在パンデミックとなっているコロナウィルスの重傷化機序の説の中に自己免疫の暴走(サイトカインストーム)があげられる。特にリスク患者として高齢者や基礎疾患を持っている人が重症化しやすいとされているが、その一つに免疫老化という説もあると言われている。免疫老化とは本来免疫システムが自己と非自己を判別して免疫システムを成り立たせているのに対して、判別能が低下することにより自己を攻撃してしまうことによりサイトカインストームを引き起こす確率を上げてしまうというものである。そうした免疫暴走の際にも炎症反応は引き起こされると考えられるので、今回取り上げた炎症可視化マウスの応用はコロナも含めた未知の感染症に対する研究にも有用であると考えられる。こうした基礎研究の拡充が総じて臨床治療とつながり、社会全体へのベネフィットにつながる。今後の展開が楽しみである。

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