【投資】文化芸術とコロナ

【投資】文化芸術とコロナ

ヤマハ(7951)は21/2/3に文化庁の令和2年度戦略的芸術文化創造事業「文化芸術収益力強化事業」として「鑑賞型から参加型へのシフト及び海外市場の開拓を通じたビジネスモデルの確立」を受託し、国内20の文化芸術団体と共に2/1から28日を対象期間とし実証事業を行うと発表した。背景には文化芸術団体や活動拠点である劇場・音楽堂、博物館などはコロナウィルスの拡大によって入場料収益が得られず経営状態の悪化、それに伴う日本の文化芸術振興の衰退が懸念されている。収益確保及び強化にあたって新たなビジネスモデルの確立が求められるとのことだ。

ヤマハ自体の株価を見ると一時的に下がったモノの復調してきており、巣ごもり需要による電子ピアノ及びギター需要の増加、音響機器などの需要はイベントの影響により低下などが要因として挙げられている。

文化芸術はお金や食料品と違って必需品と言うより必要品という立ち位置であり、自治体による補助などがないと継続するのが難しいのだろう。実需などもドラスティックに変化する現在、文化芸術分野も体感できる芸術を通したビジネスモデルを確立することで収益性をあげたいのだろう。自分も芸術分野に疎い人間で昨年のFate展で久しぶりに展示物を見に行った気がする。従来型の作品展示に並んで奈須きのこさんの作業風景の再現、Fate舞台をモデリングした展示など展示方法も結構凝っていた。自分も通算3回ほど足を運んだが、確かに展示そのものを閲覧するだけだと1回でいいかなという気もするが、リアル空間における体感をメインとした展示は何度も足を運ぶ可能性もあるかもしれない。物販にせよ、ラグジュアリー商品にせよネットが普及しバーチャル空間が充足する現在、鍵をにぎるのはリアルにおける体験価値であろう。

芸術に無知な人間ながら文化芸術に対する保護とこうした試みが実を結ぶといいなと思った。

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