【投資】出前館業績が伴わなくてもストップ高

【投資】出前館業績が伴わなくてもストップ高

出前館が15日取引終了後に発表した20年8月期の連結業績は営業損益が26億2300万円の赤字となった。新型コロナ環境下でが萎縮自粛で料理宅配需要は伸びたが、広告などの先行費用もあり最終赤字となった。

同時に発表された中長期計画では23年8月期に同利益は120億円と黒字転換する見通しであり、中長期的な成長姿勢を評価する買いが入っている様子である。

決算短信に記載されていた成長戦略は以下の通りである。

システム開発スピードを強化し、事業拡大の3軸の強化を行う。
①加盟店数の拡大
飲食店のデリバリーに対するニーズが高まる中、2022年中に加盟店数を10万店舗に拡大させる
②ユーザー数の拡大
リブランディングによるユーザーコミニュケーションの強化を図ると共に、LINE IDとの連携を通じたマーケティング効果の最大化によりユーザー数の拡大と利用促進を図る。
③シェアリングデリバリーの拡大
配達品質による差別化を図ると共に、人口カバー率を現在の30%から50%以上に引き上げ、中期的な収益性の改善を図る。
とされている。

私見だが、今現在消費者として取り得る選択肢は主にウーバーイーツと出前館だろう。このうち自分は出前館しか利用したことないが、宅配品質としてしっかりとした印象を受けた。出前館は社員、ウーバーイーツは個人事業主としての雇用形態なので、働く側としてはウーバーの方が得られる給与面としては高そうだが、口コミやニュース等を参照すると個人事業主として宅配品質のばらつきがあるように感じる。出前館の方が初期投資のコストとしては重そうだが、市場優位性は高い気がする。決算報告書のみをみると赤字なので普通に考えるとマイナスなポイントが目立つが、中長期的な成長に賭けようとする投資家が多いのは個人的に意外だった。自分も含め宅配品質等の優位性を評価し、市場独占性を高める流れが続けば出前館の一人勝ちになるだろう。

対してウーバーイーツの最近の流れと言えば、危険運転に対する責任回避(これは雇用形態としては正しいのだが、イメージが悪くなってしまった。)、ピザのデリバリーをまねしたのか、宅配物を直接店に取りに行けば安くするよといった意味不明な迷走が続いている気がする。

現時点で資金力、システム面でウーバーイーツに優位性があると出前館の社長も認めていたが、資金力にも限りがあるだろう。最終的に勝者を分けるのは消費者認知度と消費者目線での使いやすさだろう。フードデリバリー戦争勝つのはどっちだろうか?

Share