【投資】ファーストリティリング売上高増加へ

【投資】ファーストリティリング売上高増加へ

コロナ環境において、外出機会が抑制されている中アパレル業界にとってはつらい状況が続いている。自分も一時期着ていたレナウンやセシルマクビーといった一時代を築いたファッションブランドが次々と消えていっている。

そんな中ファーストリティリング(9983)は21/1/5、20年12月の月次売り上げ(速報)を発表した。既存店売り上げ高は前年同月比6.2%増で7ヶ月連続で前年を上回った。客数は同0.3%増、客単価は同5.9%増だった。月の中旬に気温が急激に低下したことで家で着用できる防寒衣料や在宅ニーズにマッチした商品の販売が好調で、既存店売上高が増収になったという。

個人的な見解では、外出機会が減ったとはいえ、服飾品のニーズは一定数存在することと、コロナ不況によって可処分所得が減りファストファッションに流れたことなどの複数の要因が存在すると考えられる。自分も急激な気温の変化に備えてヒートテックを購入したが、やはり市場を見渡してみても防寒面において機能面と知名度がある商品が他に存在しないことも要因と言えるだろう。

Twitterでも触れたが、ボッテガ・ヴェネタがSNS運用をやめることがファッション業界では大きな話題となっている。それに対して言及していた記事を読むと、SNSはマス層に対して訴えるには役立つが、購入行動へのコンバージョン(変化率)が少なく、費用対効果が悪いと判断したため取りやめたとされていた。記憶が正しければ、ハイブランドで始めにネット配信やSNSを美味く活用しはじめたのはバーバリーだった気がする。バーバリーがファッションショーをネットに同時配信し、ランウェイの商品をすぐネットで買えるシステムを構築したのが他のハイブランドに波及して今に至っている。ボッテガの流れに他のハイブランドが追随するのかは不明だが、売り上げの落ち込みと費用対効果を考えると追随するブランドも出てきそうである。SNSとシナジーが高いのは最近だとおそらくコレクションアイテムとして価値のあるGUCCI×ドラえもんやロエベ×ジブリなどややエッジの効いた商品を有しているブランドなどだろう。高級衣類やバック等は地位財に含まれ、自分の所有欲を満たすと共に他人への優越感こそが購入意欲となるからだ。最近ではどんな商売もSNSが基軸となっているのでここに話題性というモノも含まれる。

最近のファッション系youtuberを見ても比較的ユニクロを推してコーデを組んでいる方が多い。自分もユニクロも好きだが、ユニクロしかないファッション業界もややむなしい感じもする。時代のニーズに適応できないモノは淘汰されていくのがダーウィニズムともいえるが、このファッション苦境をぜひ乗り切って各々が好きなブランドを着て楽しめる日を心待ちにしながら待とうではないか。とはいえファッション業界におけるユニクロの強さは半端ないと改めて感じさせられたIRだった。

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