【投資】コロナ環境下で影響を受けた意外な医薬品メーカー

【投資】コロナ環境下で影響を受けた意外な医薬品メーカー

10月に入り気温がガクッと下がり冬に近づいてきたのを如実に感じる今日この頃である。コロナが蔓延している昨今、気温の変化による体調の崩れ、そしてこれから流行するであろうインフルエンザなどめまぐるしい環境の変化である。

最近自分はジャスダックやマザーズ市場の銘柄を中心に投資及びトレードを行っているが、持ち銘柄の値動きが悪くもみ合い相場を呈していた。まるで天気のようである。

最近ワタミが居酒屋業種から焼き肉系の業種に切り替えるとの発表を行ったり、HISが外食産業にシフトしたり、LCCが撤退したりなど外食・旅行業界はなかなか厳しい現状である。政府発表によると景気は下打ったようだが、肌感覚としてはあと一年以上は消費者心理の回復にかかると見ている。

四季報春号の記事の時にも書いたと思われるが、コロナ環境下では医薬品メーカー系及びIT関連が株式市場において勢いがあった。今のところもDX銘柄が元気なところを見ているとあまり大きなトレンドの変化はないだろう。

しかし、数日前久光製薬(4530)が大幅な減益を発表した。売上高及び純利益がかなり下振れしていたらしい。(前年期の連結経常利益お比べて38.1%↓)会社発表ないし決算短信等を見てみると、最近の医療費抑制政策による後発品との競争(市販されている医薬品には先発品と後発品が存在し、先発品はメーカーがオリジナルで開発したモノ、後発品は先発品発売後10年程度経過したものを模倣したモノ。先発品は開発費用が莫大にかかるのに対して、後発品は比較的安く済ますことができる。効用は先発品の方がいいことがあるものの、医療費負担の抑制から後発品を政府は推奨している。)、コロナによるインバウンド需要の消失、外出自粛による花粉症薬の売り上げがダウンしたこと、MRのテレワークや出勤抑制による営業活動の縮小化及び患者さんの受診抑制による売り上げ低下などが理由らしい。工場や在庫管理によって今のところ欠品は出づらく、生産環境は安定しているそうだ。会社側の対策としてテレワークの浸透と共にデジタルマーケティングによって営業活動を支えるとのことだが果たして効果はあるのだろうか?個人的なイメージだとMRさんの営業活動による使用量の促進が一番販売量に効果的だった気がするのだが、デジタルマーケティングがどこまで浸透するかは疑問である。

このように医薬品メーカーだから手放しで喜べる経営環境ではないらしい。コロナ関係の治療薬を開発しているところは多少なりともメリットはあるのかもしれないが、他業種と同じようにダメージを受けている企業もあるのだなと認識できた。投資的側面では現在一時的に株価が下落しているのでバリュー狙いで投資しても良さそうだが、投資をする場合、決算短信等の情報を見ているとコロナがもう少し落ち着くまで株価を関しつつ様子見をしてもいいかもしれない。激変する経営環境に対応していくのはどの企業も大変だという印象を受けた。

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