【個別株分析】【4480】メドレー

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ヘルスケア部門での期待グロース株。

ヘルスケア領域向け成果報酬型人材紹介が主力。オンライン診療システムと電子カルテ育成中。

主力の人材紹介は顧客事業数伸び、就職決定による成果報酬順調増。新型コロナ影響で規制緩和が進み、オンライン診療システム好発進。電子カルテも増加。人件費、開発費かさんでも営業益続伸。

4月の時限的規制緩和で初診患者にも解禁。同月の新規医療機関数は2月比10倍以上に急増。薬局向けオンライン服薬システムは9月提供開始。

自己資本比率は62.4%と高め。CFの現金同等物は有利子負債を上回り財務健全。ROE予定よりは下がったものの高く、低レバレッジ。

売上高、経常利益、純利益ともに順調に伸張。

総評として、時代の流れに乗っている銘柄だと思われる。コロナ環境により時限付きとはいえ日本ではオンライン診療が開始された。オンライン診療のメリットは通院する手間が省けることなどが考えられる。デメリットとしては正診率が身体所見や各種検査が行えないことにより下がることが考えられる。また病院側の設備負担と医師に対する負担が通常診療よりもかかるといったところであろうか?ただ他業種がテレワークも含め、リアルからオンラインに少しずつ移行しているのを考えるとドラスティックに変化が起こりうるのは当然のことだろう。自分の予想では現状存在しうる訪問診療専門の医者と同じく、オンライン診療専門のクリニックが登場するのではないかと見ている。この形態がどこまで浸透するかどうかは法改正と世間的な流れによると思われるが、もしかするとファーストタッチの診療というよりはセカンドオピニオン、すなわち自分が受けた診療に対する評価、病態に対する客観的意見を収集したいというニーズに応えるのではないか、と考えている。その潜在需要がどのくらいあるのかはわからないが(もしかしたら今の弁護士業界と同じく供給が需要を上回ってしまう恐れもあるが)可能性はあるとみている。Lineも医療相談サービスを始めたと以前聞いたことがあるが、医師側の有休的人材資源、すなわち結婚や出産を契機に現場から離れている人材、体調不良等や年齢などによってフルコミットの医療現場では働けない人材の活用の場としてもいいかもしれない。
人材紹介に関しては聞くところによるとかなり利益率の高いおいしい商売であるらしい。おいしい商売であるが故に競合も多いが、広告や医療人材に対しての浸透率、資本力があるところが勝つのが古来からの鉄則である。業績の好調性を見ると優位性(ビジネスでは城を気築くなどと言うらしいが)を保てているのかもしれない。東京女子医大の看護師離脱のニュースで持ちきりだが、医療の雇用側も医療従事者に対して厚くもてなすこと、医療人材の流動性というのがより一層強まっていくだろう。透明性が高まりつつある現代だからこそ、妥当な行動には妥当な評価がつき、そうでないものもまた然りである。

長々と書いてきたが、以上より買いの銘柄だと思われる。

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