【個別株分析】『9984 ソフトバンクグループ』

【個別株分析】『9984 ソフトバンクグループ』

最近何かと話題のソフトバンクグループ。自社株買い及び負債削減のため4.5兆円の保有資産を売却なんて報道も出ているように株価下落引き止めに必死だ。

孫正義氏が創業した会社。傘下に10兆円ファンド、携帯子会社、中国アリババなどがある。

買収した米国通信が反落。ユニコーン投資は巨額赤字。国内通信は堅調。米エリオットがアリババ株売却による200億ドル自己株買い要求を行っているが、アリババ株売却に慎重姿勢。

自己資本比率は低く、19.5%。有利子負債はCFの現金同等物を大きく上回っておりリスク極大。ROEは高いもののROAとのかなりの乖離があり超レバレッジ。

売上高、税前利益は上下しており、やや右肩下がりか?

次にチャートを見てみよう。

資産売却により一時的に株価が持ち直しているがまた下落方向に移行しそう。

自分も調べる前はここまでハイレバレッジ、財務健全性が低いとは思っていなかったが、かなり経営に対しては疑問が残る。先日の報道でNTTとTOYOTAがスマートシティ構想に関して資本提携を結ぶという報道があった。どちらも高財務体質なのにもかかわらず資本提携を結ぶということは目先の事業に対してということもあるだろうが、財務体質が弱く脆弱な企業はこれからのコロナショックから立ち直っていけないのではないかという懸念が政財界の中で沸いているのではないかと推測される。しかも業務内容が投資会社の方にシフトしているソフトバンクグループについては経済活動が下向きになるということは投資成績も下向きになる可能性が高まるということでもある。(ヘッジファンドのようなディーリングで差益を抜くスキームでない限りリセッション局面で投資収益を上げるのは難しいように感じる。)ソフトバンクグループがつぶれるとメインバンクともいわれているみずほ銀行にもかなりの影響が出るともいわれている。動向を注視しつつも買いは推奨しにくい。

最近読ませてもらった本だが、自分が想定している以上にリスクを孕んでいると感じた。財務面、ムハンマド王子、WeWork問題など様々なリスクに対して紹介している。一読の価値ありと思われる。

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